灯主ご挨拶
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小さな頃 家の本棚にあった、鮮やかな挿絵の絵本
全編通して 飾り文字のアルファベットで綴られたそれは
きっと外国のもので、内容も何もわからなかったけれど
ページを捲るたび その美しい色合いに胸がドキドキしたのは覚えています
美しい景色を見た時 ーそれは海沿い ある日のピンクと水色の朝焼け
美しい音楽を聴いた時 ー抱き上げた子猫の君が喉を甘く鳴らす
美しい言葉に出会った時 ーあなたが笑ったその顔をどう形容すればいい?
心の奥がじわっとなって 何故だか泣きそうになるような
誰彼構わず優しくしたくなるような
ー世界はこんなにも美しい!と大声で宣言したくなるような
そんな瞬間のぎゅうっとした気持ちをひとつひとつ丁寧に掬い上げて、
一筆ずつ感情を色付けるように作品にしました。
〝星密灯〟はこの広い宇宙の何処かにある、架空の灯台の名前です。
(今ではいつしか尻尾のある小さな住人が棲みつき、それが仕事さと言わんばかりに外を見守っております)
灯台らしく淡く微かな光であっても、見る度に確かにホッとしたりきゅんとしたりして
慌ただしい日常を少しでも照らしてくれる、あなたにとってお守りのようなアイテムが見つかりますように。
それはまるで、あの時の絵本のような。
ー〝世界は、美しい〟を持ち歩く
星密灯 灯主